日本の心、やさしい印象の「朱鷺(とき)色」をシンボルカラーにきの温もりある園で、心を育てる
「こころ」が素直でやさしいこどもたちが育つ保育園の新規デザイン。羽ばたく姿のイメージとやさしい印象から「朱鷺色」をシンボルカラーに、内装・外装・窓・フェンス・サインなどトータルデザインを担当しました。
カラフルな窓と朱鷺色がマッチした楽しい空間とし、遊びや演劇に必要な機材も天井から下げたりできるような空間に仕上げました。
残音響について
広いホールは楽しいですが、音が響いて先生の声や、せっかくのみんなの声も響きすぎて聞き取りにくいということがあります。
そこで、大学の建築音響研究室の協力をいただき、残音響1.5で設計を提案。お話会、音楽やお遊戯会などにもちょうどいい残音響です。
ここにもじつは県産材が役立っています。
ホールを見渡すおしゃれな赤いてすりのベランダも提案
また、園庭と教室をつなぐ縁側に柱のない広い突き出し屋根も設置。雨の日の新たな過ごし方も提案。木の温もりある園内には、毎日明るいこどもたちの声が響いています。
クラス毎やゲートサインはデザイン、制作、施工も担当。
こどもが使用する部屋のドアはこどもの目線に窓を設置(スタッフが使用する部屋のドアは大人の目線に窓を設置)
園長先生からのコメント
うちの園のモットーは、よそには無いものをこどもたちに提供すること。
そのために、こどもデザイン研究所の小野さんにはなんでも相談しています。
熊本地震後、今の地に園を新設する際、建設業者さんとのやりとりがうまくいかず困っていたので相談。私の思いを間に入って伝えていただき、結局設計にも関わっていただきました。小野さんは大変だったと思います。
おかげ様で、予算内でできる限りの理想の園舎にすることができました。